厳しい経済状況ではございますが、居住用物件は底堅く動いております!
11月も残すところ10日を切りました。
月末に向けて、今月のお客様との商談状況を
確認したところ、ある気づきがございましたので、
皆様にそれをお知らせさせて頂きます。
現在マイナス金利の影響により、住宅ローンの貸出
金利は、これまでにないくらいの低金利が続いている
事もあって、この低金利のおかげで、居住用の不動産
については回っております。
金利に支えられ、現在、一次取得者のお客様は、家賃を
支払いされるよりも、持家指向の考えの方が、実は多く、
今でも積極的に物件をお探しです。
但し、市場にあるすべての物件が動いているのか
というとそうではなく、一次取得者の方が購入されたい
物件がよく動いているというのが実情です。
一次取得者の方とは、ご年齢が20代半ば~35歳前後の
方で、初めてマイホームを手に入れようとされる方です。
当然、預貯金が多い訳ではありませんので、ほぼ借入で
購入資金を賄っていきますので、高額帯の居住用物件
はターゲットにはなりません。
商談が多いのは、低額帯~中額帯までの物件です。
そのストライクゾーンにハマる物件には、お問合せを頂き、
商談に繋げております。
金融機関様もこんな状況ではありながらも、住宅ローン
については、今尚、積極的な貸出姿勢が見えますので、
不動産融資はこれらのお客様が支えているのかも知れません。
不動産会社にとっては、仲介手数料は売買金額に比例
していきますので、高額帯のお取引が増えると有難いのが
本音ですが、今は、上記のようなお客様とのお取引を増やす
事で、なんとかお取引件数でカバーできればと思っております。
その為、意外に思われるかも知れませんが、各お客様担当は
結構、今の時期でも忙しいのが実情です。
正直、住宅ローンの金利が上昇してしまえば、我々不動産業界も
大変な状況に陥りますが、この低金利の間に、業績に繋げて
いければと思っております。底堅い居住用物件のお取引を
増やせるように、こまめに情報発信できればと思ってます。
但し、日銀の政策により、これからも市中にお金が溢れ、
金余りから、金利上昇してしまうと大変な事になります。
それが心配です。
それはさておき、一次取得者の方は、こんな経済状況でも
「買い」志向が実は強いのが、実務を通じて感じる、
松山市内の居住用不動産市況でございます。
この仕事をさせて頂き、有難いと感じる毎日です。
どうぞご参考くださいませ。
大西 晋平