松山市内の不動産市況に関して私なりに感じた事
久しぶりに、日頃の実務を通じて感じる、現在の
松山市不動産市況について述べさせて頂きます。
結論から申し上げます。2極化の動きが続いております。
但し、2極化の内容が今よりも異なる気がしてます。
今までは、郊外の物件は成約に時間がかかり、
人気エリアや市内中心部は物件が即動くという2極化
でしたが、この動きも継続しながら、ある現象が起こって
いるように感じます。
それは、20代~30代の一次取得者や60代の方が
住み替えで購入される居住用の物件については、コロナ禍
前とほとんど変わらずよく物件が動いている事に対して、
富裕層向けの物件(居住用でも高額な物件)は、購入者層の方が
今の不動産市況について、懐疑的に感じられており、あまり
物件の動きが活発でありません。
坪単価の高い住宅地の物件や、高額な価格帯の中古マンションは
成約に苦戦している気がします。
弊社が、売主様からご売却のご相談を頂いた時に、
弊社なりに、現在の市況でご売却できるであろう金額を書面で
お客様にはいつも提示をさせて頂いておりますが、不動産鑑定士に
よる正式な価格査定ではありませんので、常に今の不動産市況を
考慮して、物件の売れやすさ(流通性)を加味して、成約できる
であろう価格をお伝えさせて頂いております。
つまり物件により、基準の算出価格に対して、プラス評価を加える
事もあれば、マイナス評価として価格を調整させて頂く事もあります。
市場でお探しのお客様が少ない物件は、流通性が下がります。
売れにくいからです。
そこを判断するのが日頃、売買仲介や自社買取に携わっている、
我々不動産会社の腕の見せ所です。
不動産が面白いのは、同じ商品は一つとしてこの世にない事
ですので、その判断には実務経験や取引実績が大切になります。
売主様にとっては、弊社がご提示させて頂いた価格について
いろいろと思われる事があると思いますが、物件の価値だけで
成約できる価格が決定されるのではなく、市場のお客様の動きが、
成約価格に大きく影響される現実をご理解して頂ければ、
とても有難いです。
できるだけスムーズに不動産のご売却活動に取り組んで
参りますので、お客様の選択肢の一つとして、ぜひリビング椿にも
ご相談のお声がけをして頂けますと有難く思います。
秘密厳守はお約束致しますので、お気軽にお問合せください。
社員一同、ご相談をお待ちしております。
大西 晋平