令和元年5月 最近の松山市不動産市況について感じる事
県外出張をしておりましたので、ブログをお休みさせて
頂いておりました。
久しぶりのブログは私が最近感じる松山市不動産市況に
ついて、述べさせて頂きます。
リビング椿は不動産売買仲介と買取転売業を中心に
した不動産会社で、お取引させて頂く物件の9割以上は
居住用に関する物件です。
収益物件や事業用物件のお取引については、実績数が
少ないので、分かりかねる事もありますので、
松山市の居住用物件の動きについて述べさせて頂きます。
現在、松山市内の居住用物件は物件の動きが完全に2極化
しており、早期売却(販売活動開始して2か月以内に)に
なる物件と、成約まで長期化する物件との差が極端で
ある事が、大きな特徴です。
売却になりやすい物件とは、言い換えると、探している方が
多い物件で、物件の場所であったり、価格帯等で判断されます。
物件の種別で申し上げますと、松山市内の2,000万円以下の
中古マンションはまさに売れ筋物件です。
一方、売却に苦戦するのが、築年数がかなり経過した中古住宅。
(生活様式の違いや耐震性の問題から、多額のリフォーム資金が必要)
や、敷地が広くで分割販売できない土地、郊外にある高台の物件
などは、価格の割安感をお客様に感じて頂けないとなかなか
成約まで長期化するケースがあります。
そんな中、最近市場に増えている物件は、新築の建売住宅です。
弊社は、この事業には参入しておりませんが、不動産会社や
建築会社様が少し広めの敷地を買取して、売りやすく敷地を分割して
新築販売する物件です。実は、一戸建の売物件の中で
建売住宅が増えるのは、都会になる程、見受けられる傾向です。
松山ではありませんが、東京等では20坪の敷地に3階建を
建て販売する新築が沢山ございます。
我が松山市でも2階建ですが、様々な会社で建売販売に参入する
ケースが増えてきております。売物件がとても多くなりました。
新築物件をお探しの方にとっては、選択肢が増えますので、
喜ばしい事ですが、中古住宅を売りたい方にとっては、売却
しづらくなる可能性も秘めております。
勿論、物件の立地や築年数、広さ、価格帯によって異なります
ので、一概にはいえませんが、これから不動産購入をお考えの方、
松山市内で売却をお考えの方によって立場が変わってきますが、
市況の動きを知って頂いた上で、今後の対策をお考えください。
また、松山市不動産市況の事で気が付いた事がありましたら、
このブログで述べさせて頂きます。
大西 晋平