金利上昇に思う事

今月は特に物件買取のご相談を頂く事が多い為、
金融機関を訪問して、融資相談をさせて頂く事が
多いのですが、やはり昨今の利上げによって、
金融機関の資金調達金利が上昇している事もあり、
我々に貸出する融資利率も利上げをお願いしたい
要望を頂く事が増えました。
これから金利はますます上昇していく局面ですので、
弊社としては受入して、融資をお願いする事に
なりますが、1年後には更に利率が上がっている事
がほぼ間違いないでしょう。
不動産売買の世界において、金利上昇はお客様が
借入される住宅ローンの金利と弊社のように仕入の為
に資金調達する際の借入金利でも上昇する事になり
ますので、原価費が上がる事になりますので、自然と
販売価格も値上がりしていく事が自然の流れです。
問題は、その価格にどこまで市場のお客様がついて
これるかで、食費のような絶対に必要は生活費は
値上げでも購入せざる得ないですが、不動産の場合は
一部の方をのぞくと、今すぐ購入しなければならない
訳ではありません。しかし判断が難しいのは、インフレ
ですので、1年後は更に金利が上がり、地域によっては
価格が上昇していれば、先に物件を購入しておけば
良かったという事も十分に考えられます。
状況判断が、個々のお客様に必要になってくる時代で
我々もニーズのある物件を準備していかないと
お客様からのお問い合わせが減少していく事になります
ので、不動産業界にとっては、なかなか難しい時期に
なりそうです。
大西 晋平