松山市の不動産市況、現在は好調、しかし今後は・・・・
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2月に入りました。今年の1月は例年よりも実りある
結果で終える事ができ、大変嬉しく思っております。
しかし弊社の1か月間の結果を確認しますと、ご相談を
頂いたお客様数は、前年よりも減少しており、松山市内
の売買に関する不動産市況は決して楽観できない事を
再認識させて頂きました。
2月もおかげ様で、自社物件を中心に1月に発生した
商談案件を中心にご契約を成就させて頂ければとは
思っておりますが、新規物件の獲得について、今年の
1月は昨年よりも減少した結果になりましたので、
3月以降の先行きに不安を残すところでございます。
昨年から感じている事ですが、不動産売却をお考えの
売主様数は安定しておりますが、不動産購入希望の
個人のお客様数は減少傾向に感じております。
その理由は、不動産に限らず、日常の生活コストが
上昇しており、特に食費と光熱費が上昇の一途を辿って
おりますので、なかなか住宅購入を考えられるお客様が
少なくなっている事が予想されます。
しかも、不動産業界にとりましては、これから住宅ローン
の金利上昇や新築やリフォーム工事費もまだまだ上昇
していく事が確実ですので、高額帯になる程、購入できる
お客様は限定される事になりますので、不動産取引物件に
偏りが出てしまう事にとても危惧しております。
今後の先行きを考えますと、気が引き締まる思いですが、
不動産市況の変化に対応できるように、自社物件販売は
なるべく長期在庫物件を残さないように、各社様にも
協力して頂きながら、物件を回転していくしかないと
思っております。現在のところはコントロールできて
おりますが、決して油断は出来ません。
特に4月以降の不動産売買市況がどのように推移していく
のか、大変気がかりですので、出来るだけ取引シーズン
である3月末までにお取引件数を重ねていけるように、
社員と協力して、お客様にもご提案をさせて頂ければと
思っております。
2025年は不動産業界にとっても大きな分岐点となり
そうな気がして仕方がありません。
大西 晋平