不動産会社には欠かせない地価の相場観
突然ですが、リビング椿において、最も不動産
売買取引が多い物件は、売土地になります。
なぜならば、売土地が最も市場に物件数が多い
からです。それは、売買仲介でも自社販売でも
同様です。そして現在、弊社が自社物件として
販売させて頂く物件の約7割超が土地になります。
という訳で弊社の場合、土地の契約状況が会社の
業績を大きく左右する事になります。
最近、様々な建築会社のお客様担当の方と打合せ
をさせて頂く機会が多いのですが、現在に至っても
建築費の高騰が留まる事はなく、大手ハウスメーカー
にしても、地元の建築会社様、設計会社様にしても
建築費の高騰の事が必ず話題になります。
新築を計画されるお客様は土地代+建物代でご予算を
計画されますが、建築費の高騰により、建物代にかかる
予算割合が高くなりすぎますと、土地購入にかけられる
予算がなくなり、ご希望されるエリアやご希望される
面積の土地を購入する事が難しくなります。
弊社が、売主として土地販売をする時には、土地には
地域性があり、そのエリアに応じたお客様がいらっしぃ
ますので、土地面積や価格設定を考えて、販売させて
頂いております。言い方を変えますと、それが分からない
エリアの土地には手を出さないようにしており、エリア
外のご相談はお断りさせて頂いております。
その事もあって、今のところおかげ様で弊社の自社物件は
長期在庫を残さずに成約に至っておりますが、今後は予断
を許さない状況にもなりえると危機感は常に持っております。
企業が継続して存続していく為には、しっかりと利益を
出せなければなりませんが、物件が売れない状況を
作ってしまう事は、お客様の支持を得られず、お取引に
結び付かない事になりますので、物件毎にその時の市況に
あった形で販売できるように、様々な物件や資料を見て
日々、相場観、商品観を磨いているところです。
大西 晋平