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松山市内 最近の新規分譲宅地物件を見て思う事

仕事柄、松山市内の住宅地をあちこち走り回って

おりますと、借家跡地や農地を造成工事して、

宅地化を進めている現場をよく見かけます。

残念ながら、弊社では複数区画の分譲宅地を

商品化できておりませんので、他社様が販売される

物件になるのですが、販売価格に注目してみますと

以前よりも販売坪単価が上昇している現場を多く

見かけるようになりました。

特に弊社の重点エリアである、石井、古川地区は

その価格が顕著です。

おそらく、仕入れ値の高騰と工事価格の上昇によって

販売価格を値上げしなければ、売主として一定の

利益を確保できないからだと思ってます。

人気エリアは以前にも増して、建築条件付の土地が

増えてきており、土地の利益が少なくても建築で

利益を確保できる、建売業者様や大手ハウスメーカー

様がそれらの物件を地主様から取得される機会が

多くなっている(松山市内でも農地が残っている

郊外エリアは別です)おり、ご自分が希望される会社

で建築されたいお客様にとっては、分譲宅地を

見つけられる事が難しくなっている気がしております。

弊社のように土地販売だけで利益を上げようとする

不動産会社より、建築会社様の方が優位に仕入する

事ができますので、松山市内の人気エリアでは、

今後、ますます建築条件なしで販売される分譲宅地は

少なくなる事が予想されます。

この動きは、都会になる程強まる傾向があり、

昔、私は首都圏で仕事をしておりましたが、都会では

新規に造成工事を実施した宅地で、建築条件なし

で販売するケースはほとんどございませんでした。

土地獲得競争が熾烈な為、建築条件付宅地販売か、

建売住宅販売でないと会社は利益を確保できない為です。

弊社におきましてもチャンスがあれば、分譲宅地事業に

取り組みたいと思っておりますが、なかなか収支を伴う

物件を確保する事が難しく、お客様や建築会社様の

ご期待に応えられない事に、はがゆく思う日が続いて

おります。

現在、弊社ができる事としましては、1区画~4区画

位の小規模宅地の売買でコツコツ実績を積み重ねて

いきながら次のチャンスを待つしかないと思ってます。

建築費の高騰は今後も続く事は間違いないと考えますので、

できるだけ建築条件なしに拘って、標準的な所得水準の方

でも手に届くような土地づくりをしていく事に、弊社の

存在意義があるように感じております。

分譲宅地事業は今後もますます競争は激化しそうです。

 

大西 晋平

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