タクシー業界から現在の景気動向を学ぶ
私は金融機関様との会合や同業の不動産会社様、
そしてイエステーションメンバーと仕事がらみで
懇親会に参加する事が社内で最も多い立場の人間
ですが、そのような会は夜開催の為、当然に飲酒
が伴います。
必然と帰りはタクシーに乗車する事がほとんど
の為、話のしやすいドライバーさんとは世間話を
させて頂くように心がけております。
何故ならば、現在の景気を一番よく把握されて
いるのは、タクシドライバーさんだと思っており
世の中の情勢を感じたいからです。
ニュースや何かしらのデータでは分からない、
肌感覚の方が、よほど実態経済状況を把握するのに
参考になるからです。
先日も、金融機関様との会合の後、自宅までタクシー
で送って頂いたのですが、皆さんご承知のとおり
タクシーに限らず、各職ドライバーさんは松山市内でも
激減しているお話を伺いました。
その大きな要因は、コロナをきっかけに段階の世代の
ドライバーさんが引退される方が激増したからです。
そして、ドライバーさんの年齢は高齢化している為、
現在、60代の方は若い方で、70代、80代のドライバ-
さんも沢山いらっしゃるようです。
しかし、一定以上の年齢の方は、年金受給を受けながら
ドライバーをされてますので、無理のない週3~4日勤務
をされている方が多く、正社員の方がどの会社も少なく
なっている為、全くドライバーが足りていなく、流しの走り
はほとんどされていない状況だそうです。
一方、個人タクシーをされている方で若手の方は、
ドライバー不足の為、かなり忙しくされているそうで
その2つの働き方で、二極化しているのが、タクシー
業界の現実のようです。
我々の業界でもそうですが、中小零細企業は業績だけ
でなく、人手不足とも闘いながら、業績を上げていく
必要があり、これから日本もより格差社会が進みそうな
予感がします。私も勉強させていただきました。
大西 晋平