不動産市況の2極化について。物件によってお問い合わせに差がある傾向です!
現在の不動産市況を見ていますと、
完全に市場が2極化しており、販売開始してから
約2カ月以内で商談になっていく物件と売却する
のに長期化してしまう物件と分かれております。
売土地にしても中古住宅にして、売主様が売却され
たい物件が市場に出てくる仲介の場合は、どんな物件
が売出されるかのが分かりません。
不動産売却相談時には、売主様には現在の市場でいくら
位で成約になるか、物件毎に価格査定をご提案させて
頂いておりますが、お探しの方が多そうな物件は、
流通性が高いので、通常評価よりも査定価格が上がる事
もあれば、お探しの方が少なそうな物件は流通性が下がる
為、査定価格を下げる事もございます。
仲介においては、販売価格を決定されるのは売主様の
ご意志によりますが、買主様が減少傾向にある今の
不動産市況では、我々がご提案した価格と価格の乖離
が大きい場合は、今の市況ではなかなかお問い合わせが
入らず、成約に苦戦する傾向があります。
今後、金利が上昇傾向になりますので、ますますこの
流れに拍車をかける事が予想されます。
住宅ローンの月々の返済額が増えるという事は、その分
割高な物件を購入した事と同じになるからです。
弊社も売主として、自社物件を販売しておりますが、
販売開始時の売出価格については、今後はより細心の注意を
払って決定し、市場に物件を供給してつもりです。
不動産売買は、重要と供給のバランスで成約価格が決まり
ますので、よりお客様からお問合せを頂けるような物件を
作っていく為にも、販売開始価格は重要となりそうです。
大西 晋平