インフレ経済に立ち向かう為に 日々悩んでおります
昨年からインフレ経済になり、原材料費や人件費の
高騰が原因で、あらゆる物価が上昇騰しており、
その勢いは、留まるところを知りません。
私がリビング椿の代表をさせて頂いて10年になりますが、
このように様々な物の価格が上昇していく事を経験した
事がありませんでしたので、経営者として難しい局面に
迫られているのを感じます。
あらゆる物の価格が高騰するという事は、弊社でいえば
毎月会社を運営するのに必要な経費が増える事であり、
商品づくりの為に必要な土地の造成工事や建物リフォーム
工事の原価が上がる事です。
他の業種のように、原価が増えた分だけ、販売価格を
上乗せする事ができれば、同じ利益を頂く事ができますが、
不動産売買仲介手数料は宅地建物取引業にて上限金額が
定められておりますので、手数料額を上げる事はできません。
又、売主として販売させて頂く自社物件に関しましても、
工事原価分を上げたいところですが、不動産の場合、
元々の商品価格が高額ですので、よほど誰もがほしい物件
でないと、市場のお客様が価格上乗せについてこれなくなる
と思い、なんとかこれまでは、今までどおりの想定価格で
自社物件を販売させて頂きました。
しかし、おそらく今年の4月以降は、生コンなどの工事原価
の上昇が決まっていますので、工事原価が上がる事は確実で
このやり方には限界を感じているのが正直なところです。
会社を経営するのに必要な利益を伸ばしていく事で、社員の
所得も上げていきたいと思っているのですが、経費増の中で、
どのように業績を伸ばすしていくのか、矛盾を解決する為に
日々悩んでいるところです。
私が経営者になって、初めて経験するインフレ経済。
今年は、弊社にとっても大きな転換期となりそうです。
大西 晋平