金利上昇・インフレとの闘い。不動産会社にとっては試練の年。
2023年がスタートしました。
今年は、不動産業界にとっては特に大きな
転換期をむかえる年になると私は思っており、
企業によって大きく業績が異なる年になると
感じております。
そんな中、我々の業界にとって最も大きな事は、
融資金利の上昇です。
先般、都市銀行は固定金利の住宅ローン金利を
引きあげましたが、先日発表された地方銀行1月の
住宅ローン貸出金利でも少しばかり上昇してました。
急激には変わらないと思いますが、史上類のない
低金利の時代はもう終焉をむかえようとしております。
また、不動産会社に関わらず、コストプッシュ型の
インフレが世界各地で起こっており、日本は未だましな
方ですが、今後もあらゆる物が値上がりしていく事を
想定しておかなければなりません。
弊社が取組している、宅地分譲地の販売につきましても
造成工事費等の経費が上がっておりますので、その分
価格転嫁して販売していきたいところですが、不動産の場合
高額商品で、しかも建築費が高騰しておりますので、土地価格を
を上げすぎると、よほど力のある物件でない限り、売れなくなる
事が目に見えております。
一部の企業を除き、個人所得が増えていない中で、販売価格を
上げて、商品を売り切る事は簡単な事ではありません。
今のところ日本では、各企業が我慢する形でインフレを抑えて
いますが、それが限界になってしまうと、欧米のようなインフレ
が起こってしまいます。
2023年は金利上昇とインフレの中で、お客様とのお取引件数を
どう伸ばしていくのか?かなりの難題が待ち受けていますが、
この逆境を乗り越えてられた時に、弊社も成長できると思います。
まずは1月~3月、不動産会社にとっては取引シーズンに入ります
ので、できるだけこの3カ月でお取引数を増やしていきたいと思って
ます。
よいスタートダッシュにしていく為にも、皆様からのご相談お待ちして
おります。
大西 晋平