皆様、ある物件の販売件数が増えています?何の物件かご存知ですか?
インフレ懸念で、今後の日本経済がどのように
進んでいくのか、正直、経営者にとっては気が気が
でない局面が続きます。
もしかしたら、不動産業界におきましても、これから
大きな変革期が訪れるのではないかと、最近特に
感じるようになりました。今の不動産市況の動向には
特に注意してチェックするようにしております。
現在、私が経営者として、最も心がけている事は、
自社物件において長期在庫物件を残さない事です。
具体的に申し上げますと、販売開始してから1年以上契約
できていない物件をなるべく作らない事です。
現在のところは、それが実行できておりますので、
今後、松山市の不動産市況に変化が起こったとしても
対応できると思ってますが、長期在庫物件が増えてしまい
ますと、成約するのに過大な広告費が必要になったり、
売却する為に、価格値下げを繰り返す事で、利益を確保
できないどころか、マイナスになってしまう事もありえる
からです。自分で経営を苦しめる事になります。
その為、物件仕入と販売価格の設定には現場の声を聴きながら
最新の注意を払うように心掛けております。
そんな中、先日も自分なりに松山市内の不動産売物件
の情報をチェックしていくと、ある傾向に気が付きました。
それは何かといいますと、新築の建売住宅の販売物件数が
かなり増えているという事です。半年前より増大してます。
不動産会社、建売販売業者、建築業者様が以前よりも沢山
この事業に参入しているからです。
よくご自宅に新築建売物件のチラシが入っていたりする
事はございませんか?
実は、リビング椿も約10年位前までは、建売住宅事業
を一部行っていましたが、現在は撤退しております。
商品力を含めて、他社様に勝つことはできないと思った
からです。その代わりに長期在庫を残さないように、土地を
仕入れても建築条件なしで販売させて頂くようにしております。
不動産業務に携わる、あくまで私個人の視点ですが、
市場に新築建売住宅が増えて、売れ残り物件が増えてくると
不動産市場にとっては要注意のシグナルだと思います。
毎日、不動産情報を眺めていますと、自分なりに気づく事
が沢山あります。
本日は、私が気になった事を書かせて頂きました。
大西 晋平