松山市不動産 住宅ローンに関するお借入れ先について選択肢が増えております
不動産は最も高額な商品ですので、
ほとんどの方が住宅ローンにより借入を
おこして、物件購入されるのが一般的です。
それについては、今も昔も大差ございません。
しかし、住宅ローンの商品の多様化はついては
近年は目覚ましい進化がございます。
私がこの仕事を始めたのは約23年前ですが、
その時は、新築物件は住宅金融公庫で、中古物件は
一般銀行で借入するのが普通でした。
まだその当時は、物件価格の全額借入は難しく、
原則2割近い自己資金が必要だったように思います。
その後、住宅金融公庫はなくなり、一般銀行が
全額借入可能あるいは不動産諸経費に関する費用も
一緒に借入可能な商品、また3大疾病をカバーする
ような商品が出来た事で、借入可能なお客様が増えて、
住宅ローンの拡大に繋がりました。
ところが、以前は、住宅ローンを貸出するのは
物件の評価ができる地域に根差した一般銀行もしくは
旧公庫系の競争に限られていましたが、ここ数年は
インターネットの普及により、様々な異業種が企業の
内部留保資金を活して、貸金業に参入するように
なりました。楽天銀行、イオン銀行等しかり・・・
これらは原則店舗が存在しません。
それによって、ネット申し込みによる書類の簡素化や
物件のエリア関係なく融資が出来るようになり、
低金利のメリットを活かし、ここ1~2年で
20代~30代のお客様の一部の方が、ネット系の
金融機関で、住宅ローンをお申込みされるケースが
増えつつあります。時代の流れを感じます。
以前は一般銀行どおしによるお客様獲得競争でしたが、
今では店舗銀行VSネット銀行によるお客様獲得競争が
熾烈になってきております。
弊社がお客様にご提案する前に、お客様ご自身が
ご自分でネット銀行を見つけている訳です。
我々もそのようなお客様ニーズに対応できるように
住宅ローンの商品についても、従来の枠にとらわれ
すぎずに、より学んでいかなければなりません。
今後、このように異業種の参入によって、貸金業は
競争がますます盛んになりそうですね。
大西 晋平