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松山市内で築年数がかなり経過している建物付土地の売却について

昨日は定休日につきお休みでしたが、

本日から今年最後の営業日の1週間をむかえます。

12月になっても、ご売却相談は定期的に頂いて

おり、佳境をこれからむかえます。

ご売却相談物件の中で、最近特に多いケースは

建物が築40年以上経過した土地付建物に関する

ご売却相談です。相続等の代替わりの時期だからです。

土地付建物と一言でいっても、土地面積も様々ですし、

建物の構造も居住用ならほぼ木造(軽量鉄骨)ですが、

事業用、小規模店舗になると、鉄骨造や鉄筋コンクリート造

の建物が多くなり、物件に規模が全く違います。

しかし、築年数がかなり経過していても、今までの使用状況や

定期的リフォームをされてきた物件は、そのまま中古物件

として販売できます、長期間空家にしていたり、

メンテナンスを入れていない為に、雨漏りや白蟻の食害が

発生し、今後も継続して使用する事が難しい物件は、

取壊しをして土地として販売する事になります。

その場合、建物は解体業者様に依頼する事になりますが、

実はこの解体費用は建物の構造によって全く値段が異なり

ます。ご存じでしょうか?

例えば、30坪の木造住宅であれば、100万円前後が

解体金額の目安ですので、そこまで高額になりませんが、

これが鉄骨造、鉄筋コンクリート造になると、建物費用は

何倍にもなってきます。

特に市内中心部に近い建物ですと、30坪どころか100坪

以上の建物はざらですので、解体費用だけで何百万円、場合

によっては1,000万円位してしまうケースがあります。

それらの解体代を売主様に負担して頂いた場合、土地を

売却されても経費が多大にかかる事で、売却資金があまり

手元に残らないケースも現実として考えられます。

松山市の中心部程、築年数が経過した建物が多いですので、

これらの物件を流通させていく為に、高額な解体費用負担の

問題は、今後大きな課題になる事が予想されます。

築40年以上の物件は所有者様も代替わりに差しかかります

ので、今後の決断について判断が難しいと思いますが、

そのような物件でも良いご提案ができるように物件1つ一つ

を見て現状売却か解体売却かをご提案させて頂いてます。

今後このような物件は増えていく事が確実ですので、

最適な判断ができるように研鑽していきたいと思います。

なかなか難しい問題ですが・・・・

 

大西 晋平

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