これから販売する商品の価格設定について思う事
本日は日曜日ですが、いつも通り出勤しております。
１年前と不動産市況が大きく変化しており
今のやり方を継続するだけでは、今後の未来がないような
気がしております。少し会社の戦略を変えないといけない
時期に差しかかっているのではないかと自問自答してます。
私がリビング椿の代表になって、ちょうど１０年になり
ますが、私はデフレ経済の下でしか、経営した事がない
のですが、今はインフレの時代になりました。
インフレになるという事は、金融機関の貸出金利が
上昇していく事になりますが、頭を悩ますのは、弊社の
商圏である松山市内では、路線価とかとは異なり、実際の
取引価格が上昇しているエリアは極わずかしかありません。
商品づくりの製造コストは上昇していますので、ホントは
価格値上げして、利益幅を確保していかないと企業は業績を
上げる事はできません。既に建築会社様はかなりの価格
値上げに踏み切っております。
不動産会社もそれに追随していきたいところですが、
価格値上げすると、よほどの商品力のある物件ならば別
ですが、大企業にお勤めされる一部の方を除いて、所得が
増えていない方が多い地方圏では、お客様が価格値上げに
ついてこれず、物件が売れなくなってしまう事になります。
食料品のように、絶対に必要なものではないからです。
所得が上がり、地価が上がり、金利が上がるサイクルは
本来は理想的で、不動産会社にとっても大歓迎ですが、
地方圏で生活する我々は、現在のインフレに対応した形
で所得増になった方は少ないのが現実だと思います。
それでも、商品力のある物件から、価格転嫁していかないと
将来がないと感じますので、商品づくりを一から再考して
利益を確保しながらも、お客様に購入して頂ける物件を
作っていきたいと思ってます。
これから、販売する商品についてまずは方針を決めて
いこうと思ってます。
大西 晋平
