令和4年度 愛媛県内の基準地価について
只今、3連休真っ只中だと思いますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて話は変わりますが、9月という事で、先日
毎年公表される、基準地価が発表されていました。
不動産会社にとっては、必ずチェックしておかなければ
ならない大切な指標で、毎年同じ観測地点の価格を
公表する事で、地価動向の参考となる指標になります。
愛媛新聞にも掲載されていましたので、弊社ではコピー
して保存しております。
一通り確認して、今回の発表で感じた事としましては、
松山市内の中心部及び道後・持田町などの人気地区は
価格が横ばい(一部だけ上昇)していましたが、
同じ松山市内でも中心部から離れた郊外では、
ほとんどのエリアで前年よりも価格が下落していました。
又、弊社が商圏とさせて頂いている、東温市、砥部町
松前町、伊予市につきましても、ほとんどの地点で
前年より0.5~2%前後下落しておりました。
需要の高い一部の地域では、価格も横ばいもしくは
上昇傾向がありましたが、それ以外の郊外につきましては、
ほとんど前年比ダウンの結果でした。
不動産地価が地域によって2極化している事がはっきりと
読み取れます。
そして、実際に売却相談が多いのが、郊外のエリア
になります。やはり、郊外の遊休不動産につきましては、
今後ご家族で利用される予定がない物件や収益を生まない
不動産につきましては、早めにご売却される事をお勧め
致します。売物件がますます増えてくる気がします。
人口の流入が期待できませんので、買主様が増えない事から
今後も地価下落の流れは止まらないと思います。
どの地域で不動産を所有されているかによって、今後の
考え方が違ってくるのが、今の不動産市況だと思います。
ぜひ、ご自身でご確認されてみてください。
大西 晋平