売却物件の動きは2極化しております。今後の参考にされてください。
以前、何度もこのブログでお伝えをしてますが、
我々、不動産売買流通業界においては、物件の2極化
の流れが、ますます加速している事を感じております。
具体的にいいますと、新たに販売開始した物件で
①2カ月以内に成約できる物件と成約できない物件
の差がはっきりと分かれているという事です。
①の場合、販売開始すれば、既存のお客様からの
反応もよく、情報公開すれば、数日以内にお問い合わせ
が入り、資料請求や、物件見学へと着実にプロセスが
進んでいきます。そして、1カ月位で購入申込みを
頂き、2カ月以内にはご契約と進んでいく事になります。
①の物件とは、人気エリア、希少性のある物件であったり、
弊社のご提案に沿った販売価格で販売開始した物件です。
②の場合、新規物件を物件情報公開しても、お客様から
お問い合わせがほとんど入りません。弊社のご提案価格
と販売開始価格にかなり開きがあったり、物件をお探しの方が
少ない郊外型の地域の物件です。最近は築40年以上
経過した中古住宅もお探しの方が少ないので、こちら側に
なりつつあります。(勿論、全てではありません)
新規物件ですので、最初に他の不動産業者様から資料請求は
入りますが、結局その業者様からもご見学希望が入らず
時間が過ぎていく事になります。
販売開始して、約2カ月も経過していれば、物件の事は
地域の方に周知されておりますので、その間にお問い合わせや
見学希望が入らないとなると、物件販売は長期化していく
事が予想されます。
そこで、弊社としては現状を売主様にご報告させて頂き、
ご相談しながら今後を決めていく事になりますが、
価格変更をして、再活動により成約を目指す場合と、
現状価格や条件で購入希望者を待つ方法になります。
後者の場合は、更にお問い合わせが入らない事になり、
ますます成約が遠おのきます。地価が上昇する地域で
あれば、時に解決してもらう方法がございますが、
松山市とその周辺地域は、よくて横ばい、多くの地域
では地価下落傾向ですので、より売却実現が難しく
なっていく事になります。
時間が経つ程、地価や建物価値が下がっていくからです。
土地、一戸建、分譲マンションと様々な物件を取り扱い
させて頂きますが、早期成約の鍵は、その物件に応じた
現在の市況にあった価格設定が出来ているかに
かかっておりますので、今後、スームズに不動産売却を
進めていかれたいようでしたら、ぜひ参考にして頂ければ
と思います。この流れはしばらく変わらないと思われます。
大西 晋平